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これからの日本経済

おはようございます。今日は3日。明日からお仕事という方も多いと思いますが、今日まではゆっくり過ごしたいですね。
ところで昨夜、アメリカで大きな動きがありました。

今日の日経の記事の抜粋*****************
年初に減税失効と歳出強制削減が重なる米国の「財政の崖」を巡り協議を続けていた民主、共和両党は1日の上下両院で、減税延長などに必要な法案を賛成多数で可決した。オバマ大統領の署名を経て成立する。「崖」への転落による急激な財政引き締めで米経済に深刻な影響が出る事態は土壇場で回避された。
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この「財政の崖」がとりあえず回避されたことで、ドル安の懸念は少なくなりなりました。という事は、円安基調は変わらないのではないかということで、輸出企業にとっては追い風です。株価も10000円を越えて安定しているようですね。これからもまだ高値を伺うかもしれません。

経済がいい循環で回り始めれば、いまは景気もよくなってくると思いますが、問題はその後です。
政府が明確な成長戦略を策定できず国際的な信用を得られなければ一気にインフレが進み金利の上昇、国債(借金)の信用不安が起こらないとも限りません。このへんは注意深く見て行く必要があります。

 

 

 

簡単に書けば。。。

国債を使って公共事業に多額の投資

国債の額が日本の返済能力を超えた判断される

円の信用の下落

国債が売れないので国債金利を上げる

(国債を買う人が儲けられるように金利を高めに設定して利子が多くつくようにする)

国債の利子の上昇

金利2〜3%の上昇で現在の税収を越える

国債の償還が出来なくなる

円の破綻、極端な円安

輸入価格の上昇

極端な物価上昇

 

此の中のどこかで、世界が日本に対し緊縮財政を求め、かつ融資をしてくれるかも知れませんが、いまのギリシャのような状況になるかもしれませんね。日本の方が経済規模が遥かに大きいので、財政支援も難しいかもしれません。

 

こんな不安を煽ってどうするんだ?という人もいるかも知れませんが、日本の現実を知っておく事が自分を守る上で必要な事ではないでしょうか?

 

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超入門 日本国債 (平凡社新書)

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国債・非常事態宣言 「3年以内の暴落」へのカウントダウン (朝日新書)

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ジャパン・ショック――国債暴落から始まる世界恐慌(祥伝社新書217)

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