家造りコンサルタント Toolbox

建築設計とファイナンシャルプラン、住宅ローンアドバイザー、保険でトータルにライフプランコンサルタントを行うToolbox                http://www.lifedesign-toolbox.com/

マンション投資について

 

こんな勧誘に注意(一部をのぞく)
マンションの投資についての相談を受けたので、ついでに。。。

とあるマンション投資企業のサイトのトップページ

1**************************************以下、コピー
投資用収益マンション
**************************************
いきなりタイトルで引っかかったんですが。。。
収益マンションってなによ!

 

 

 

わざわざ「収益」っていう言葉を入れる投資企業の思惑や焦り?をここで見抜いて下さいね。この収益という言葉には意味がないという事は分かってね。
 
収益と書くことによって、深層心理に訴えかけて、なんとなく「儲かるかも」センサーを刺激してるだけですよ。
頭に一応「投資用」って書いてあるので、嘘ではないんですよ。
 
投資といえば、状況によって損をするかも知れないし、得をすることもあるのは常識ですから、この会社としては「ちゃんと言っておいたからね」という言い訳にもなります。ちょっと穿った見方かな?

 

 

2**************************************以下、コピー
ーーワンルームで未来のシアワセを実現するーー
プロが教える!マンション投資セミナー(講師:結構美人さん)
**************************************
ここで若くて美人のFP(写真入り)
おまけに実践型ファイナンシャルプランナー。。。自分の身銭を切ってマンション投資をしている、という意味かな?
しかし、実践型っていう肩書きはどうよ?これもイメージ戦略ですからね。
美人であることもね。
この女性に聞いた方がいいですね。
一体どうい
う条件の基での投資なのか?さらに収支は?将来性は?失敗は無かったのか?
 

3**************************************以下、コピー
?都心の中古マンションを運用して老後はゆとりある生活に?
<女性の方もお気軽にご参加下さい>
◆ 老後も安定した収入が欲しい方
◆ 生命保険料を軽減したい方
◆ 預貯金の運用先を増やしていきたい方
**************************************
これは誰でもそう思うよなぁ。。。
女性もターゲットにしているってことは、単身の女性が増えてきたことも影響してるのかもしれませんね。
 
 

4**************************************以下、コピー 
少子高齢化社会に伴い年金制度、医療制度、介護保険、社会福祉などの諸問題が多方面からクローズアップされています。今後も年金収入が増える見通しは無く、医療費や介護費用の負担は増える一方です。定年退職後は予想以上に厳しい老後となるかもしれません。 
**************************************
その通り。。。
しかし、少子化の流れの中で投資していいのか?
若者が減れば入居者も減る(賃料収入が減る)傾向にあるという危険性が隠れている事は、明確にしてないですね。将来への不安をあおるだけで。
 

5**************************************以下、コピー 
しかし、サラリーマンやOLの方でも今から資産収入を準備すれば老後のゆとりある生活は不可能ではありません。
**************************************
その通り。しかし、今からっていつから?色々な年代がいるのに?
 

6**************************************以下、コピー 
今なら少額の自己資金と低金利の投資用マンションローンの活用で、定年退職後の資産収入準備を手軽に始めることが出来るのです。 
**************************************
ちょっと待った。
小額の自己資金って?基本的に小額の投資で大きなリターンは無いと思った方がいいです。
だいたい「小額で資産収入準備」に入れるんだったら、どうしてこの企業はわざわざ他人に売り出す必要があるんでしょう?売らずに「小額」で済むし、自分のところで運用したら、もっと儲かるじゃないですか。なぜ、様々な営業投資をして人様に売らなければならないのでしょうか?
低金利投資用マンションローン?
低金利だけに目を奪われてはいけません。もし、それが変動金利だったらとても危険。
 

7**************************************以下、コピー 
今回のセミナーでは低金利時代でも安定した収入を生み出している都心部のワンルーム投資を「ファイナンシャルプランナー(CFP)・住宅コンサルタントの結構美人さん」氏が不動産運用の検討が初めての方や女性にも分かりやすく解説いたします!
**************************************
「ファイナンシャルプランナー(CFP)・住宅コンサルタントの結構美人さん」氏は置いておいて。。。
「安定した収入」安定。。。の期間が問題です。ここに長期間安定したとは書かれていない事に注目して下さい。
マンションの資産価値は年々下がってきます。新築時には入居者が多くても、20年、30年と経ったマンションに安定して入居者がいるでしょうか?
少なくとも自分は難しいと思っています。
 

マンション投資企業のQ&Aから*****************
賃貸管理に関わる一切の手続きを賃貸管理会社に委託することが可能です。「マンション投資企業」では賃貸運用の全てを代行する賃上げシステムをご用意しております。
借上げシステムの場合は空室時の賃料も保証しておりますので、住宅ローンをご利用になる方は計画的名返済プランをたてることが出来ます。
また、家賃滞納処理や入居者からのクレーム対応、過去時の修繕手配など煩わしい事は「賃貸管理会社」が代行致します。
**************************************
賃貸管理会社:子会社?に、当然ながら業務委託費用がかかります。
賃料も保証してくれますが、その分賃料はかなりお安くなります。なんだかんだやってくれますが、すべてはお金がかかるということですね。
 
簡単に以下の計算をして、投資金額
実質家賃収入÷取得費総額実質利回り←ここがローン返済完了までプラスであることが少なくとも必要です。
・実質家賃収入:年間家賃収入から諸経費(固定資産税、管理費、修繕費、借入金利、入居者斡旋時の不動産業者への仲介手数料等)を差引いたもの。
・取得費総額:物件価格に各種の取得費用費用を加えたもの。移転登記の登録免許税、抵当権設定費用、取得税、売買契約時の仲介業者への仲介料、ローン費用等々。

こららのリスクを十分カバーできるのであれば、いいかもしれません。
 
あくまでもご自分のリスクでどうぞ。

ま、わたしはやりません。出来ないって言った方がいいか。。。
お金ないし。

このエントリーをはてなブックマークに追加